1999年☆1000円
みんなの人気者“くろさわくん”が登場する「1ねん1くみ1ばん」シリーズの第15作をご紹介します。
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くろさわくんがトイレの中から大きな声でしらかわ先生を呼んでいます。
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「先生、はやく、はやく!」
くろさわくんはトイレのなかでりょう手をふりまわしていた。
「みて、みて!」
ひとりでこうふんして、べんきのなかをゆびさしている。
「どうしたの?」
「バラバラさつじん?」
「ワニでもいたの?」
女の子たちもいっしょになって、ぎゅうぎゅうおしあいながらト
イレをのぞきこんだ。
「げげっ…!」
みんないっせいに口をおさえて、とびのいた。
なんと、べんきには、ながくてふというんちが一ぽん、ドーンと
まっすぐにのっていた。ながさ三十センチ ふとさ五センチくら
い...
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「うわー、すげー!」
「きったねー!」
読み聞かせた2年生の教室でも本とまるで同じ反応がかえってきます。でも、ほんとうに嫌がっているわけではありません。子どもたちはうんちの話が大好きだからです。「ちくわのおやぶん」と聞いただけで、あっというまに「1ねん1くみ」の一員になってしまうのです。
さて、くろさわくん。となりのクラスのさとう先生が力ずくで特大うんちを流してしまったからたいへんです。すねてしまってトイレに鍵をかけ、中から出てこようとしません。
困ったしらかわ先生は、考えた末に「くろさわくんのうんち、さがしてあげる」と約束します。そしてできたのが「うんちたんけんたい」でした。
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初めて教壇に立ったときに担任したのが2年生でした。
見ようみまねで読み聞かせを始め、どんな本を読んであげようか児童書コーナーをさがしていて目に飛びこんできた本があります。自転車をかっとばすボサボサ頭の男の子のダイナミックな絵、それが“くろさわくん”のシリーズ第1作『1ねん1くみ1ばんワル』でした。
それから20年。シリーズは19作を数えます。1、2年生を担任するたびにかならずとりあげる本の1冊になっています。
5分ずつに分けて読むと3回分。でもこの本は一気に読んであげたほうがいいかもしれません。
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『1ねん1くみ1ばんでっかい』
2004-09-03-Fri
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