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やっぱり本が好き!

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━━《子どもと本をつなぐ情報誌》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇◇◇◇                             ◇
◇◇◇◇    ◆ やっぱり本が好き! 〜2005年02月号〜   ◇◇
◇◇◇                             ◇◇◇
◇◇                             ◇◇◇◇
◇                             ◇◇◇◇◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.041☆2005-02-25 ━


           毎日15分でみんな本好きに!

  「子どもを本嫌いにする9つの方法」の“ひげうさぎ”がおとどけする
  教室読み聞かせおすすめ本マガジンです。
  読書好きな子どもを育てる情報を
  この道20年の小学校教師が(ほとんど)週刊で配信します。


      **********************************************
      「子どもを本嫌いにする方法」が本になりました。

    ◆『ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法』◆
      〜親と子と教師のための読み聞かせブックガイド〜

          ⇒ http://www.higeusagi.com/top/bk.htm
      **********************************************

 *ブログやマガジンで拙著をご紹介くださった方、ありがとうございます。
  ひとことお礼を申しあげたく、“ひげうさぎ”宛ぜひご連絡ください。


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              ★ め に ゅ う ★
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 【1】今月の読み聞かせ :『ほうかご探偵隊』(倉知淳)
 【2】やっぱり本が好き : 右か左か
 【3】濫読の記2005 : あまりにも私的な読書のおと2月編〜12冊
 【4】おふぃす更新情報 : 有田和正おっかけ隊
 【5】おやじのつぶや記 : 運動不足 喘息発作 校庭十周 気息奄奄
 【0】創刊のごあいさつ : 毎日15分で本好きな子に!


┌─┐
│1│今月の読み聞かせ:子どもたちの真剣なまなざしが大好きです
└─┘================================================================

        ▼『ほうかご探偵隊』(倉知淳/講談社)▼

                     ⇒ http://tinyurl.com/7xu53
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 富士山のふもとの温暖な小都市にある小学校が舞台です。

 2月10日月曜日の朝、5年3組の教室に奇妙なことがおきていました。

   ………………………………………………………………………………
    僕の席が、変なことになっている。
    机の上に、妙な物が乗っているのだ。
    たて笛。
    正確に言えば、その部品。
    ご存じのように、たて笛というのは、三つのパーツに分かれる
   ようになっている。吹き口と、まん中の細長い部分と、先っぽの
   短い部品、その三つだ。
    僕の机に乗っているのは、その両先端だけ。吹き口と先っぽ。
   二つの部品が、並べて立てて置いてある。
              [ 中 略 ]
    でも、肝心のまん中部分が見当らない。一番長い、指でおさえ
   る穴があいている部品。それがどこにもない。机の下などを覗い
   てみても、見つからない。なくなっている。
   ………………………………………………………………………………

 5年3組では、ちょうど1週間前の月曜日から、“あるもの”がなくなる
 事件がつづいていました。

 最初になくなったのが掲示してあった写生の絵1枚、つづいて学校で飼育
 しているニワトリ1羽、それから募金箱にしていたハリボテの招き猫、そ
 して今朝のたて笛のまん中部分だけ。

 なくなった4つのものに共通することがありました。
 それは、どれも“いらないもの”である、ということです。

 当事者の一人である「僕=藤原高時」は、5年3組におきた不可解な“不
 用物連続消失事件”のなぞを推理しようと、なかよしの「龍之介くん」と
 いっしょに探偵活動をはじめます。

                 ◇

 ご紹介したのは、5年生の3学期にとりあげた本、つまり現在進行形で読
 んでいる本です。

 ...現にいま読んでいる本ではあるのですが、この本が「読み聞かせ」
 に適しているかというと、そうとは言いきれません。

 おもな登場人物だけで男女2人ずつ4人いて、みんなおなじ小学5年生で
 す。いっしょに活動している場面で、性格や考え方、行動パターンにあわ
 せて4人のセリフを読み分けるのはとてもむずかしいものです。

 また、“連続消失事件”のなぞを理詰めで推理していくところなど、スト
 ーリーがぐいぐいとすすんでいくものではないので、ぼんやり聞いている
 と意味がわからなくなってしまいそうです。

 さらに、「僕」の目から見た一人称の語りの形式で書かれていることも、
 一般的には読み聞かせにはむいていません。

 子どもたちがあくびをはじめるようならすぐにやめて別の本にしようと思
 いつつ、毎日5分の読み聞かせをスタートしました。

 読みはじめて数日、聞いている子どもたちの反応は、目に見えるかぎりで
 はよくありません。ここはおもしろいだろうというところでもいつものよ
 うな笑い声がおきることもなく、案じたとおりのようです。
 はやめにつぎの本にかえようかなと思いながら読みすすめていました。

 ただ、はっきりとした反応はないのですが、目がかがやいているのは感じ
 ていました。

                 ◇

 ところで、これはとても“ぜいたくな本”です。

 なにがぜいたくかって、第一に造本がぜいたくです。ハードカバーの箱入
 りで、背は布張り。しおりひものついた345ページもある分厚い本です。

 第二に、値段がぜいたくです。本体価格2000円。青い鳥文庫のように
 子どもがこづかいで気軽に手にできる本ではありません。

 そして第三に、著者がぜいたくです。
 “本格推理の旗手”として知る人ぞ知る、そして10年間で8作という寡
 作な作家としても知られる、あの『星降り山荘の殺人』の倉知淳が書き下
 ろしたいちばん新しい本なのです。

 本書は講談社「ミステリーランド」第6回配本の一冊です。

   かつて子どもだったあなたと
   少年少女のための──
   ミステリーランド

 「ミステリーランド」シリーズには、子どももおとなもたのしめることを
 コンセプトに書き下ろされた本がずらっとならんでいます。

 はやみねかおる、森博嗣、島田荘司、篠田真由美、小野不由美、太田忠司、
 有栖川有栖...と、既刊分だけでもこれだけ豪華な執筆陣が顔をそろえ
 た、ほんとうにぜいたくなシリーズです。
 (総ルビで、2年生でも読めます...読むだけなら)

 勤務校では毎年クラス替えがあり、担任の“持ちあがり”はありません。
 いまのクラスも3月で解散、4月からつづけてきた読み聞かせももうすぐ
 おしまいです。

 そこで、5年生のさいごにとっておきのプレゼント、“ぜいたくな”本を
 えらんでみた、というわけです。

                 ◇

 ダメモトで読み聞かせをつづけて1週間ばかりたったころ、日記(のよう
 なもの) にこんなことを書いてくれた子がいました。

   ………………………………………………………………………………
   「でかけるよ〜」と、私もくつをはいた。本をかいにいくのだ。
   かいにいく本は『ほうかご探偵隊』だ。
   私があつさがある本にきょうみをもつのは、はじめてかもしれない。
   『ハリー・ポッター』もあんまりよまないのだ。
              [ 中 略 ]
   「あったぁ〜〜〜」
   うっていた。私はうれしかった。
   ここにもなかったらどうしようっておもっていた。
   ………………………………………………………………………………

 おうちの方が「読むなら買ってあげる」と言ってくださったそうです。
 手に入れた本をたいせつそうに見せてくれました。
 朝読書の時間にすこしずつ読んでいるようです。

 ほかにも、買いに行った書店で品切れと言われた、ほしいけれどどうしよ
 う、という子もいました。

 事件が展開するにつれて子どもたちの反応もよくなり、ここぞというとこ
 ろで笑い声も聞こえるようになってきました。

 倉知淳の探偵小説は、子どもたちの心にしっかりとどいていたのです。

 ぜいたくをしてよかった!

                 ◇

 1日5分、5ページずつのペースで読んできて、ちょうど全体の四分の一
 まできました。
 終業式まであと30日あまりしかありません。事件のなぞ解きまで読みき
 れるかどうか、それだけが心配です。


★ 倉知淳の本 ★

◆『星降り山荘の殺人事件』(講談社文庫)
 雪に閉ざされた山荘でつぎつぎとおきる殺人事件、真犯人は?
 「読者に真っ向勝負を挑む本格長編推理」は 500ページもある文庫本です。
                     ⇒ http://tinyurl.com/5fs3q


★「ミステリーランド」のおすすめ ★

◆『ぼくと未来屋の夏』(はやみねかおる)
 ミステリーランド第2回配本は、はやみねかおるのこの本!
 「なぞいっぱい 胸いっぱい」のコピーにすいよせられて読みました。
                     ⇒ http://tinyurl.com/5ueza


 *読み聞かせおすすめ本は
       こちらにも ⇒ http://www.higeusagi.com/library/menu.htm


┌─┐
│2│やっぱり本が好き:子どもの本のお役立ち情報をおとどけします
└─┘================================================================

              ▼ 右か左か ▼

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 ご縁あって、若手の噺家さんが学校に来てくださることになりました。5
 年生2クラス68人に1時間たっぷり落語を演じていただくという、とっ
 てもぜいたくな企画です。

 番組は「弥次郎(嘘つき弥次郎)」と「皿屋敷(お菊の皿)」の二本立て。
 子どもむけにアレンジしたものではなく、古典落語をそのまま語ってくだ
 さいました。

  「弥次郎」恐山で出会ったイノシシをやっつけるときの下ネタが大うけ。
       子どもたちの心が一気にひらきました。

  「皿屋敷」怪談と落語の“コラボ”が絶妙で、これまた爆笑の連続。
       ただ、お菊が皿を18枚かぞえたオチが伝わったかどうか。

 むずかしいことばもありましたが、涙をながすほど大笑いしていた子ども
 たちのすがたを見て、この企画を実施してよかったなぁと...あ、今回
 は落語の話をするのではありませんでした。

                 ◇

 本を読み聞かせるときに、二人が会話している場面では、落語のように右
 をむいたり左をむいたりして読むといい、と拙著に書きました。
 (お持ちの方がいらっしゃれば、146ページをご覧ください)

 あのように書いたは書いたのですが、どういうときに右をむき、どういう
 ときに左をむいたらよいのか、じつのところよく知りませんでした。

 プロの噺家さんと直接お話できるめったにない機会です。講座ならぬ高座
 が終わってから、「聞くはいっときの」とばかり、恥をしのんでたずねて
 みました。

 「落語を演じるときに、右をむいたり左をむいたりしますね。人物によっ
 てどちらをむくか、なにか原則やきまりごとがあるのですか?」

 「それはですね...」
 と、すぐさま教えてくださいました。

 お話をまとめると、ざっと以下のようになります。

   ………………………………………………………………………………
   噺家は下手(しもて=客席から舞台を見て左)から登場しますね。
   高座(舞台)は上手(かみて=客席から舞台を見て右)が上座だから
   です。演じるときも、それにあわせて上手が上座=奥となるよう
   にします。

   たとえば、ご隠居と熊さんの二人が会話している場面なら、二人
   の上下関係から考えてご隠居が奥にいて、熊さんが下座にひかえ
   る、という位置関係になるわけです。

   したがって、ご隠居さんのことばは下手をむく──すなわち演じ
   る者から見て右、客席から見れば左のほうに呼びかけるように話
   すことになり、熊さんはその逆、つまり左むきに話すようにすれ
   ばよいのです。

   三人以上の場合でも、人間関係にもとづいて上座・下座を配置す
   るという基本は同じです。
   ………………………………………………………………………………

 なぁるほど。スッキリしました。

 これまでなんとなく右をむいたり左をむいたりして読んでいましたが、こ
 れからは二人の登場人物のうち主役が上手で脇役が下手、あるいは年長者
 が上手で年少者が下手...という原則をもって会話文を読むことができ
 ます。

 長年の疑問が氷解するって、うれしいものですね。
 そんなうれしさをお伝えしたくて、メールマガジン1周年記念の第40号
 をおとどけしたしだいです。

 ...もしかすると、上手下手の位置関係なんて常識なのかもしれません。
 こんな基本的なことも知らずに読み聞かせをしていたのか、とあきれてし
 まわれた方、ごめんなさい。

                 ◇

 おまけの話。

 高座には座布団がつきものです。その座布団を敷くときにも敷き方の“き
 まり”があるのだそうです。24年と239か月も生きてきて、初めて知
 りました。噺家さんのユーモアをまじえたお話をうかがって、これまたス
 ッキリしました。

 でも、座布団の正しい敷き方なんて、これも世の常識なのかな...。


┌─┐
│3│濫読の記2005:あまりにも私的な読書のおと2月編〜12冊
└─┘================================================================

◆『ユウキ』(伊藤遊/福音館書店)

 主人公は小学6年生のケイタ、サッカー少年です。

 ケイタがこれまで仲よくなった友だちの名前はみんな「ユウキ」でした。
 けれど、カードバトルに熱中した祐基も、ミニ四駆であそんだ悠樹も転校
 し、サッカー仲間の勇毅までもが春休みのうちにあわただしく転校してし
 まいました。

 新学期、クラスに転入生が二人ありました。
 かすかに期待していた男の子のほうはユウキではありませんでしたが、女
 の子の名前が優希、ユウキだったのです...。

 高学年の子どもの心がとてもよく描かれています。
 この本もクラスで読み聞かせてみたくなりました。
 5年生のおわりごろ、または6年生のスタートによい本です。
 現在進行形の『ほうかご探偵隊』、どうしようかな。
                     ⇒ http://tinyurl.com/4s94g


◆『ゴースト館の謎』(あさのあつこ/講談社青い鳥文庫)

 テレパシー少女「蘭」のシリーズ第7作、最新刊です。

 夏祭りの花火にむかう蘭たち4人の前に、自殺しようとしている男があら
 われます。倒産寸前の老舗旅館の経営者でした。
 客足が遠のいた原因は旅館に幽霊が出没するからだといい、ふしぎな力を
 もつ蘭にたすけをもとめてきたのでした。

 蘭と留衣、翠と凛がそれぞれのもつ“力”を発揮して幽霊さわぎの謎をと
 きあかしていきます。

 「なあ蘭、うち、いつもいうてるやろ。ほんまにこわいのは幽霊でも妖怪
 でもない。人間や。」

 ハラハラドキドキクスクスのストーリーに、こんなことばがちりばめられ
 ています。「青い鳥文庫」を手にする子どもたちにピンと感じてほしいメ
 ッセージです。

 子どももおとなもたのしめるミステリー&コメディーはいかがでしょう。
                     ⇒ http://tinyurl.com/3q7r4


◆『愛と友情のゴリラ』(オズボーン/メディアファクトリー)

 拙著でもご紹介している「マジック・ツリーハウス」の最新刊です。

 第1話「シェークスピアの魔法」
  “特別な魔法”を学ぶため、ジャックとアニーの兄妹は17世紀はじめ
  のイングランドにやってきます。
  そこで出会ったウィルに、劇に出ないかとさそわれました...。

 第2話「愛と友情のゴリラ」
  二つ目の“特別な魔法”は、アフリカの高地にある熱帯雨林=雲霧林に
  ヒントがあるようです。
  兄妹はマウンテンゴリラの赤ちゃんと仲よくなりますが...。

 読み聞かせてみれば、子どもたちが食いついてくることまちがいなし。
 一人読みにもつながるシリーズの第13巻をどうぞ。
                     ⇒ http://tinyurl.com/6x6xn


◆『本、読もっ!』(毎日新聞社編/毎日新聞社)

 著名人にインタビューした読書の経験談をまとめた(よくある)企画本です。

 いつもここから、岡本知高、村治佳織...うわぁ、知らない人ばかり。
 角田光代、綿矢りさ、木村裕一、椎名誠...このあたりならなんとか。

 登場する14人のうち、おすすめ記事は「あさのあつこ」と「那須正幹」。
 ──いえ、けっして個人の趣味というわけではありません。

 「児童書と一般書籍の違い」についてたずねられたあさのの答えは。
 子どもの立場に立って物語を書いてはいない、と那須がいうその理由は。
 どちらも興味ぶかく語られていました。

 副題に「読書感想文全国コンクール第50回記念book」とあります。
 なにしろ「毎日新聞社」はこのコンクールの主催者の一つですからね。

 付録についている「課題図書一覧」をながめていたら、そのむかし読んだ
 課題図書がずらっとならんでいます。
 感想文が書けずに苦労した小学生時代をなつかしく思い出しました。
                     ⇒ http://tinyurl.com/6ruka


◆『先生、いっしょに本を読もうよ』(吉田法子/メディアパル)

 「朝の読書」にとりくんだ小学校の4年間の記録です。

 校長として小学校に赴任した著者は、教職員・保護者・地域をまきこんで
 「読書」を学校運営の柱にしていきます。

  ・[読書タイムの]静寂はみんなでつくっていると言えるのです。
  ・[読書は]学校でみんなでやるからできるのです。

 実践に裏づけられたことばがならんでいて、「そうそう、そうなんだ」と
 わがことのようにうれしくなりました。

 けっして無理をしない、けれど着実に子どもたちが変わっていく学校研究
 って、いいですね。

 「朝の読書」をすすめたい小学校にぴったり。
 たいせつなことがコンパクトにまとまったブックレットです。

 ただ...自分の学校のことを「荒れた小学校を読書活動で再生させた」
 とは表現したくないなぁ。
                     ⇒ http://tinyurl.com/6tbto


◆『人生なんて夢だけど』(やなせたかし/フレーベル館)

 「アンパンマン」を生み出した漫画家「やなせたかし」の半生記です。

 わかいころ『詩とメルヘン』を定期購読していました。
 『いちごえほん』も好きでした。
 すくないこづかいをやりくりして『イラストレ』も買っていました。

 「やなせたかし」ってすごい人だなあと思っていました。
 けれど本書を読むと、“すごい”と思っていたのはやなせの活動の一部で
 しかなかったことがわかりました。

 この2月で86歳というのに、まだまだ現役で多方面に活躍中。
   人生なんて夢だけど
   夢の中にも夢がある
   ノスタル爺さんノスタルジー (「はじめに」より)
                     ⇒ http://tinyurl.com/445tp


◆『授業を楽しくするユーモア事典』(有田和正/明治図書)

 担任した子どもに「先生は暗い」と言われて一念発起した著者。
 笑い話を集めたり、よく笑う練習をしたり、笑顔の練習をしたりして笑い
 の修業をつみました。
 そんな先生が収集したユーモア小話をまとめたジョーク集です。

 有田和正先生。
 先生の授業に著作に教育論に、学生時代からどれほどお世話になったこと
 でしょう。まるで“おっかけ”のようでした。
 (いまならさしずめ“ストーカー”ですね)

 ユーモアや笑顔のたいせつさも、そんな有田先生から学びました。
 そして、学んだ結果がこれ、クラスのモットー「一日一笑」です!
                     ⇒ http://tinyurl.com/4ayb3


◆『教育と国家』(高橋哲哉/講談社現代新書)

 「戦後教育」はほんとうに見直すべきものなのでしょうか。

 「愛国心」「伝統文化」「道徳」などについて、「反・哲学」で知られる
 気鋭の哲学者がラディカルに論じます。
 (「ラディカル」には「根本的・根源的」という意味があります)

 歴史をたどりながら論点を整理し、わかりやすいことばで説いてくれます。
 息ぐるしい教育現場に身をおくものに元気をあたえてくれる本でした。
                     ⇒ http://tinyurl.com/6b3ts


◆『怒りの方法』(辛淑玉/岩波新書)

 激辛評論の辛淑玉(シン・スゴ)が書いた「怒り方」の本です。

 と言っても、ハウツー的な内容を期待してはいけません。
 なにしろこれは硬派の岩波新書ですから(最近は軽いのもあるけど...)。
 6章「社会への怒りをどう表すか」など、溜飲をさげる思いで読みました。

 生い立ちとからめた辛の「怒り」の根源、エネルギーに圧倒されます。
 「上手な怒り方」(帯のコピー)を学んで、怒りを表現してみませんか。
                     ⇒ http://tinyurl.com/4olq2


◆『切手と戦争』(内藤陽介/新潮新書)

 切手の図案や消印に目をこらすと、発行した国の意図がすけて見えます。

 たとえば、1940年に発行された4種類の切手には、金鵄、高千穂の峯、橿
 原神宮などが図案化されていました。これは「紀元2600年」を国をあげて
 祝うためのものでした。

 また、日本軍が占領したあとの蘭印(オランダ領東インド)では、オランダ
 占領時代の切手のうちオランダ女王の肖像を「×」や「日の丸」で抹消し
 て使用していました。

 ほかにも興味深い歴史的事実がざっくざっく。
 満州事変(1931)から15年、日本の戦争時代を豊富な郵便資料でたどります。

 「切手」で世の中が見えてくる!
 社会科授業のヒントがたくさん見つかった本でした。
                     ⇒ http://tinyurl.com/5afd2


◆『キャッシュカードがあぶない』(柳田邦男/文藝春秋)

 ありえないはずのカード被害がじっさいにおきてしまうのです。
 被害にあっても銀行も警察もたすけてくれないのです。

 タイトルどおりの本です。これ以上の解説は不要でしょう。
 被害防止に、ぜひご一読を。

 著者は絵本論の著作もあるノンフィクション作家です。
                     ⇒ http://tinyurl.com/6db5q


◆『活字倶楽部 2005冬号』(雑草社)

 「本屋さんで立ち読みしてたら、雑誌に先生の本のことが載ってたよ」
 とクラスの子が教えてくれました。
 (いったいどんな5年生なんだ...)

 あわてて買ってみて、びっくり仰天!
 「2004年に読んで印象に残った本」というアンケートで、ある作家さんが
 『子どもを本嫌いにする9つの方法』を紹介してくださっていたのです。
 どこかでこの雑誌を見かけたら、53ページをのぞいてみてください。

 メインは「『あさのあつこ』のすべて」という読み応えのある特集です。
 それだけでも1020円の価値はありました。
                     ⇒ http://tinyurl.com/57la2


 *「濫読の記」は
     こちらにも ⇒ http://www.higeusagi.com/randoku/randoku.htm


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│4│おふぃす更新情報:管理人サイトのおすすめ情報です
└─┘================================================================

            ▼ 有田和正おっかけ隊 ▼

              ⇒ http://www.higeusagi.com/wt/arita.htm
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 「濫読の記」のさいごにご紹介した有田和正先生の実践や著作に触発され
 て書いた文章を、明治図書の教育雑誌に掲載していただいたことがありま
 す。10〜15年ばかり前のことです。
 それらの論稿をまとめたページをご紹介します。

 題して「有田和正おっかけ隊」。

 雑誌原稿4つぶんがまとまった、40KBほどのHTMLファイルになっています。
 同一ページに配置してあるので、スクロールしていけば順にたどることが
 できます。めんどうな場合は、興味のあるタイトルをクリックすると該当
 記事がすぐに開きます。


◆「『追究の子鬼』はこうして育てる」(『「追究の鬼」を育てる』)
 有田学級の「はてな?帳」「おたよりノート」を追試した実践記録です。
            ⇒ http://www.higeusagi.com/wt/arita.htm#361


◆「有田ショック」(『学級経営』)
 有田先生の授業から「ユーモア対応の技術」をとりだしてみました。
            ⇒ http://www.higeusagi.com/wt/arita.htm#368


◆「おたよりノート」(『教材開発』)
 「おたよりノート」を追試し、子どもに力をつける秘密をさぐりました。
            ⇒ http://www.higeusagi.com/wt/arita.htm#370


◆「国語辞典」(『社会科教育』)
 有田学級にならい、2年生から「国語辞典」を使わせようと提言しました。
            ⇒ http://www.higeusagi.com/wt/arita.htm#371


★ こちらもどうぞ ★

◆「webたまてばこ」には教育のヒントが満載!
      ⇒ http://www.higeusagi.com/wtnavi/navi.cgi?mode=ranking


◆「ひげうさぎ文章教室」で作文・日記が書けるようになる!
             ⇒ http://www.higeusagi.com/wt/bunshou.htm


◆「maika`i通信」は5年1組の学級通信〜リアルタイムでおとどけします
    ⇒ http://www.higeusagi.com/wtnavi/navi.cgi?mode=part&part=11
           (「maika`i通信」はPDFファイルになっています)


┌─┐
│5│おやじのつぶや記:駄文妄言 論旨迷走 閑話休題 身辺雑記
└─┘================================================================

        ▼ 運動不足 喘息発作 校庭十周 気息奄奄 ▼

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 2月下旬の全校マラソン大会にむけて、5年生の子どもたちと「10分間
 走」にとりくんできました。

 「10分間走」=「自分の速さで10分間走りつづける」という持久走の
 練習方法です。ゆっくりでもいいからできるだけ止まらないように、つら
 くなったらすこし歩いてもいいから、1周154メートルの運動場を10
 分間ひたすら周回する、というルールで走っています。

 体育の種目の中で不人気の一、二位をあらそう持久走。子どもだけ走らせ
 ているのではモチベーションもあがらずしめしもつかないので、担任もい
 っしょに走ることにしました...5年生に負けてたまるかという思いも
 ありました。

 けれど、スタートしてすぐにわかりました。
 こりゃ、だめだ。

 まずもって、子どもたちのスピードについていけません。そのまま走りつ
 づけていたら、オーバーペースになってドロップアウト確実です。
 球技や器械運動ならまだまだ自信があるのですが、日ごろの運動不足はか
 くしようがありません。持久走ではりあうのは早々にあきらめました。

 そこで、ビリでもいいから10分間完走をめざすことにして、1分で1周
 するペースにギアチェンジ、走り(早歩き?)はじめました。
 ストップウォッチ片手に1分でぴったり1周するように──分速154メ
 ートルですね──調節しながら、おくれがちになる子どもたちをはげまし
 ながら走ります。

 ほとんど最後尾を走ることになった2周目の周回中、うしろからタッタッ
 タッという足音が近づいてきました。学年でいちばん速いサッカー少年だ
 ...と気がついたときにはすでにぬかされていて、うしろ姿がどんどん
 ん遠ざかっていきます。

 2周で1回ぬかされるのですから1.5倍のスピードがあるわけで、その
 子は10分間で15周=2310メートルも走れることになります。
 こんなのとまともにはりあったら、心臓がいくつあってもたりません。

 ぬくならぬけ。我はわが道をゆく。

 ゆっくりですがマイペースのいい調子になってきたところ、3周をすぎた
 あたりであらたなトラブルが発生してしまいました。
 15年ほど前からときどき発症している喘息がおきてしまったのです。

 気管支がストローほどに細くなってしまったのではないか、と思えるほど
 呼吸が苦しく、いくらすってもヒューヒューと音がするだで肺に空気がは
 いってきません。

 それでもがまんして走りつづけてみたのですが、とうとう5分=5周でリ
 タイアしてしまいました。
 読者の中には昨年末のホノルルマラソンを完走した教師の方もいらっしゃ
 るというのに、なんともなさけない話ではありました。

                 ◇

 その後、体育の授業のたびに10分間完走=10周走破(大げさ!)をめざ
 して挑戦をつづけました。

 持久走にからだがなれてきたのか、5周が7周、7周が8周にと距離が伸
 びてきて、とうとう先日、初めて10周を完走することができました。

 気持ちよかったぁ!

                 ◇

 新しく読者になってくださったみなさん、はじめまして。
 数あるマガジンの中から目にとめてくださり、ありがとうございます。

 継続して読んでくださっているみなさん、こんにちは。
 いつもいつも駄文におつきあいくださり、心から感謝申しあげます。

 次号では5年生の4月、“読み聞かせびらき”にとりあげた本をご紹介す
 る予定です...が、身辺にわかにあわただしく、3月と4月は発行が不
 定期になるかもしれません。
 息切れしないようにつづけていくつもりです。どうぞご了承ください。

 ではまた。
                             ひげうさぎ


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   毎日かならず5分、本の読み聞かせをしています。
   毎日かならず10分、読書タイムをとっています。
   毎日の15分を1年間つづけると、かならず本好きになります。
   そんな情報のあれこれをお伝えしたくて創刊したマガジンです。
   末永くおつきあいのほど、よろしくお願いします。

                    2004.02.08. ひげうさぎ拝

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