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やっぱり本が好き!

バックナンバー







━━《子どもと本をつなぐ情報誌》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇◇◇◇                             ◇
◇◇◇◇    ◆ やっぱり本が好き! 〜2005年05-06月号〜  ◇◇
◇◇◇                             ◇◇◇
◇◇                             ◇◇◇◇
◇                             ◇◇◇◇◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.047☆2005-06-24 ━


           毎日15分でみんな本好きに!

  「子どもを本嫌いにする9つの方法」の“ひげうさぎ”がおとどけする
  教室読み聞かせおすすめ本マガジンです。
  読書好きな子どもを育てる情報を
  この道20年の小学校教師が(ほとんど)週刊で配信します。


      **********************************************
      「子どもを本嫌いにする方法」が本になりました。

    ◆『ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法』◆
      〜親と子と教師のための読み聞かせブックガイド〜

          ⇒ http://www.higeusagi.com/top/bk.htm
      **********************************************

 *ブログやマガジンで拙著をご紹介くださった方、ありがとうございます。
  ひとことお礼を申しあげたく、“ひげうさぎ”宛ぜひご連絡ください。


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              ★ め に ゅ う ★
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 【1】今月の読み聞かせ :『ユウキ』(伊藤遊)
 【2】やっぱり本が好き : 新刊情報入手法〜その3「リマインダー」
 【3】濫読の記2005 : あまりにも私的な読書のおと5・6月編〜6冊
 【4】おふぃす更新情報 : おやすみです
 【5】おやじのつぶや記 : 総務全般 雑用請負 迅速丁寧 真心対応
 【0】創刊のごあいさつ : 毎日15分で本好きな子に!


┌─┐
│1│今月の読み聞かせ:子どもたちの真剣なまなざしが大好きです
└─┘================================================================

         ▼『ユウキ』(伊藤遊/福音館書店)▼

                     ⇒ http://tinyurl.com/4s94g
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 転校は、子どもにとって人生の一大イベントです。

 そして、転校は、転校する子ども自身にとってだけでなく、その子がいな
 くなるクラスの子どもたちにとっても、その子が新しく入るクラスの子ど
 もたちにとっても、さらにその子どもたちを担任する教師にとっても、大
 きな転機となるものです。

 ですから、転校をあつかった物語がたくさん書かれます。波風のたたない
 平凡で安定した日常をおくる集団に、ドラマが生まれるきっかけとなるか
 らです。

 今回はそんな「転校」をモチーフにした高学年むきの本をご紹介しまょう。

                 ◇

 舞台は札幌にある南ケ丘小学校。
 入学してから卒業するまでずっとここに通いつづける子どもが5割に満た
 ない、というほど転勤族の多く住む学区にある小学校です。

 「転校」がいわば日常茶飯事になっている学校に通うケイタは、5年生の
 おわりに親しい友だちとの別れを経験しました。サッカー仲間だった「ユ
 ウキ(=勇毅)」が転校してしまったのです。

 5年生のはじめに転入してきた勇毅とはたった1年だけのつきあいでした
 が、ケイタにとって大切なたいせつな友だちでした。

 新学期、担任もちあがりで6年生になったケイタは、クラスに転校生がや
 ってくる予感がしていました。
 名前も予想していて、それがあたるような気がしています。

 その名前とは...「ユウキ」です。
 なぜかというと、これまでケイタと仲よくなった友だちの名が、3人とも
 「ユウキ」だったからです。

 ユウキ=祐基とは1年生のとき。二人でカードバトルに熱中しました。
 ユウキ=悠樹は2年生から4年生の1学期まで。ミニ四駆仲間でした。
 そして5年生の1年間はユウキ=勇毅、サッカー少年でした。

 祐基が転校すると悠樹が転入してきて、その悠樹がいなくなってしまった
 あと、勇毅が転入してきたのです。けれど、その勇毅も...。
 3人のユウキが3人とも転校してしまい、ケイタのもとを去ってしまって
 いたのです。ですから、もしかすると6年生でも、という思いがケイタに
 あったのです。

 教室に先生がやってきました。

   ………………………………………………………………………………

   「転校生だ……」
    だれかが言うと、急にクラスがざわめきだした。伸び上がって、
   ドアの外をうかがうやつもいる。
    転校生はやっぱり来たんだ。おれのいるこのクラスに。それは、
   もしかすると……。
   (ユウキ)
    呼び慣れた名前を心の中で呼んでみた。

              [ 中 略 ]

   「静かに。えーと、じゃあ、まず山本くんから紹介します」

              [ 中 略 ]

   「旭川の小学校から転校してきた、山本ヒロノブくんです」
   (えっ……。ユウキじゃないのか……)

              [ 中 略 ]

    ヒロノブが脇によけると、代わって女の子が進み出た。ものお
   じしない、明るい笑顔。転校慣れしていると、すぐにわかる。

              [ 中 略 ]

    歯切れのよい口調で、彼女はあいさつした。
   「はじめまして。野田優希です。長野県から来ました」
    いま、なんて言った? 聞きまちがいだろうか?
   「男の子みたいな名前ねって言われるんだけど、自分では気に入
   っています。前の学校では、みんなに『ユウキ』と呼ばれていま
   した。みなさんもそう呼んでください」
   (そんなバカな……)
    気がつくと、おれは机に両手をついて立ち上がっていた。

   ………………………………………………………………………………

 『代わって女の子が進み出た』

 ここを読むと、聴いている子どもたちが近くの子と目配せをはじめました。
 「きっとその女の子が“ユウキ”だよ」
 とアインコンタクトで話しているようです。

 『はじめまして。野田優希です』

 「やっぱりねぇ」
 にこにこした表情からそう言っているのが読みとれて、のってきたのがわ
 かります。語る声にも自然と力が入ります。

 地味な装丁の本です。活字も小さめで、本文200ページほどあります。
 ふつうの子にはすこしばかり敷居が高い本です。本棚に背表紙がならんで
 いるだけなら、おそらくクラス35人のだれ一人として手にとらない本で
 しょう。

 けれど、主人公がサッカー少年であること、4人目の「ユウキ」が女の子
 であったことなど、すこし読んでみればおもしろく、高学年の子どもたち
 の興味をひく設定であり内容になっています。

 ですから、こうして担任が教室で読み聞かせていくことが必要なのです。
 子どもたちが「地味な本だけど読んでみよう」と思うきっかけができるか
 らです。

 物語はこのあと、ケイタとユウキ=優希とのかかわりを軸に、ケイタのサ
 ッカー友だちであるカズヤ、学級委員のヨシカワたちとの交流もからめな
 がら、転校生がクラスになじんでいく悩みやむずかしさ、うけいれる側に
 生じる混乱と葛藤をじっくりと描いていきます。

 ユウキにたいするケイタのあわい“恋心”も、物語の展開にいろどりをそ
 えていて(男の子がひそかに期待しているのがこれなんですね)、多くの子
 の共感をえながら読みすすめることができました。

                 ◇

 5年生の3月に読み聞かせた本です。

 1月から読みつづけていて根強い人気のあった『ほうかご探偵隊』を2月
 いっぱいでうちきり、あえて本書をとりあげました。

 3月は授業日数が18日しかありません。
 なんとか最後まで読んであげたくて、「毎日5分」がいつのまにか「毎日
 6分」「毎日7分」と伸びていきました。

 子どもたちは、登場人物の心のひびきあいを自分のこととして感じながら、
 すこし早口で読む物語を辛抱づよく聴いてくれました。

                 ◇

 3月25日。

 3学期終業式であり2004年度修了式でもある日に、担任していたT小
 学校5年1組からユウキ...ではなくシオリが転校していきました。

 シオリちゃんの通うことになる京都の新しい学校にケイタやカズヤ、ヨシ
 カワがいることを願いつつ、公立小学校の学級担任として読み聞かせたさ
 いごの本をとじました。

 つたない読み聞かせに1年間つきあってくれた子どもたちが、大きな拍手
 をして称えてくれました。


★ 伊藤遊の本 ★

◆『つくも神』(ポプラ社)
 平安朝ファンタジー『鬼の橋』『えんの松原』で知られる伊藤遊、
 最新作は『ユウキ』につづいて現代の子どもを描きました。
 小学生の“ほのか”が古い土蔵に住む「つくも神」に出会い...。
 岡本順の挿画がうれしい1冊です。
                     ⇒ http://tinyurl.com/8dbsk


★ 倉知淳の本 ★

◆『ほうかご探偵隊』(講談社)
 『ユウキ』によって中断されてしまった、人気の読み聞かせ本。
 2000円もするぜいたくな本を買った5年生が何人もいます。
             ⇒ http://www.higeusagi.com/library/55.htm


 *読み聞かせおすすめ本は
       こちらにも ⇒ http://www.higeusagi.com/library/menu.htm


┌─┐
│2│やっぱり本が好き:子どもの本のお役立ち情報をおとどけします
└─┘================================================================

       ▼ 新刊情報入手法〜その3「リマインダー」 ▼

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 みなさんは本の新刊情報をどのように入手していらっしゃいますか?

◆「ナルニア国」のメールマガジン◆

 充実したオリジナル情報満載のメールマガジンです。児童書コーナー担当
 の方がじっさいに読んで書いた、質の高いコメントが参考になります。

 小誌でも以前ご紹介しましたね。
  ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000125457/90461365?page=2#90461365

 (ちなみに、「ナルニア国」は東京銀座にある教文館6Fの“子どもの本
  のみせ”の名前です)


◆月刊誌『こどもの本』◆

 毎月の新刊児童書が“すべて”網羅された冊子です。書誌情報、カバー写
 真、内容紹介のほか、読みごたえのある特集記事もうれしい情報誌です。

 こちらもご紹介記事を書いたことがあります。
  ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000125457/90626170?page=2#90626170

 (ちなみに、発行元は児童書を出版している48社が加盟する日本児童図
  書出版協会です。新刊情報がもれなく盛りこまれているわけです)


◆「やっぱり本が好き!」◆

 「あまりにも私的な読書のおと」という副題の「濫読の記」に、新刊情報
 が紹介されています。筆者の好みが色濃く反映され(すぎ)たリストです。

 「まぐまぐ」がブログになり、バックナンバーが検索しやすくなりました。
  ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000125457

 (ちなみに、発行者は“ひげうさぎ”です。このところマガジン発行がと
  どこおっていてごめんなさい)


 ...おっと、前置きと宣伝が長くなってしまいました。

 さて、今回は新刊情報入手法の第3回です。
 題して「リマインダーのすすめ」。

                 ◇

 「リマインダー,reminder」ということばをご存知でしょうか。
 辞書にはこうしるされています。

   [名詞](…を)思い出させる人[物],思い出[記念](の品),
       形見;催促(状);記憶を助ける工夫,
       (思い出させるための)暗示,合図,注意(書)

 インターネットの世界では、本来の意味から派生して、設定しておいたこ
 とがらについて知らせてくれる機能を意味するようになりました。

 たとえば、大手ポータルサイトの Yahoo! では、メッセンジャーの「通知
 機能」としてつぎのように解説されています。

   通知機能とは?
   Yahoo!メッセンジャーの通知機能を設定しておけば、登録した情
   報に変化が生じたり、新着情報があった際に、リアルタイムに通
   知してくれます。

 オークションの入札価格が更新されたとき、設定した株価に変動があった
 とき、ミーティングの日が近づいたときなどに、メールが自動的に配信さ
 れ知らせてくれるという、たいへん便利な機能です。

 書店や取次さんのインターネットサービスにも、新刊情報を知らせてくれ
 るこんな「リマインダー」があったらいいなぁ...と思っていたら、あ
 るのですね、これが。

 運営会社によって「リマインダ」だったり「お知らせ本棚」だったりして
 名称は異なりますが、基本的な機能はまったく同じです。

 で、ぼくが利用しているのは出版取次大手の株式会社「トーハン」が運営
 する「e-hon」というインターネット書店です。

 ここに「新刊パトロール」というサービスがあります。

 たとえば「那須正幹」「徳永進」などと著者名を登録しておくと、トーハ
 ンに新刊の情報が入った時点で、

   【e-hon】新刊パトロール結果のお知らせ

 というタイトルで書誌情報が記載されたメールが送られてきます。

 トーハンは取次会社ですから、どんなに大きな書店よりも新刊情報がたく
 さん入ります。地方の小さな書店ではけっして流通しないような新刊も、
 入荷した時点でお知らせメールが送られてくるのです。

 これがあれば、お気に入りの作家の本が出版されたことを知らず買いそび
 れてしまう、なんてことはほとんどなくなります。

 著者名のほかに「読み書かせ」「ハワイ」などのお好みのキーワード、ま
 た「日本のえほん」「高学年向読み物」などのジャンル名を登録しておく
 こともできます。

 この2か月ばかりのあいだに、「読み聞かせ」「読書」「図書館」という
 キーワードにヒットして通知された本をあげてみましょう。

   『公立図書館の経営』
   『青い鳥文庫超人気セット 図書館版 全16巻』
   『読み聞かせ絵本くまくんと森の動物 全4巻』 
   『現代子ども図書館 Aセット 全10巻』
   『イリアと魔法の図書館』
   『クラスで楽しむ読み聞かせ絵本(日)第2期』
   『図書館ハンドブック 第6版』
   『マリア探偵社〈図書館版〉 既10巻』
   『町立図書館をつくった!』
   『日本の植民地図書館』
   『新シルクロード 4 図書館用』
   『大学図書館がゼロからわかる本 学生のための図書館活用法』
   『子どもと読書 351』
   『考える読書 青少年読書感想文全国コンクール入選作品』4冊
   『ババールの美術館』評論社の児童図書館・絵本の部屋
   『学校図書館を「活性化」する 公立図書館の支援』
   『人の読まない本を読む 赤耀館読書漫録』
   『子どもの読書力を育てる学校図書館活用法 1年〜6年』
   『情報収集・問題解決のための図書館ナレッジガイドブック』

 割愛したものもあるので、これでだいたい三分の二くらいでしょうか。

 どんな内容かわからない本も、まるで関係なさそうな本もありますが、リ
 ンクをたどって詳細を調べれば、必要な本かどうかすぐにわかります。

 このサービスを利用するには、なにがしかの個人情報を送り会員登録をし
 なければなりません。その点さえクリアできれば、たいへん便利な、ぜひ
 活用したいサービスです。

 みなさん、ためしに「ひげうさぎ」なんて著者名を登録してみませんか。
 今年の秋ごろ、

   お客様の設定条件で、以下の本が新たに見つかりました。

   ◆『ひげうさぎ先生の文章教室』(ひげうさぎ/著)柘植書房新社

 というメールがとどくかもしれませんよ。

                 ◇

 ところで、「リマインダー,reminder」にはこんな意味もあります。

   [名詞]催促(の手紙), 督促状.
       

 「新刊パトロール」にヒットした本をいい気になって注文しつづけている
 と、支払いの「督促状」がとどいてしまいます。

 オンラインショップでのご注文はほどほどに!


★ インターネット書店「e-hon」はこちらから ★

         ⇒ http://www.e-hon.ne.jp/bec/EB/Top

  *サービスの詳細、登録方法などは上記サイトをごらんください。


┌─┐
│3│濫読の記2005:あまりにも私的な読書のおと5・6月編〜6冊
└─┘================================================================

◆『都会のトム&ソーヤ 3』(はやみねかおる/講談社YA!)

 シリーズ最新作が4月に発売されました。

 新しい職場にうつって3週間。本を読む時間も気力もまったくなかったは
 ずなのに、ついつい手にとってしまい、そのまま一気に読了。

 すぐに娘に手渡したら、中学生になって気も休まるひまもない毎日をすご
 しているはずなのに、いつのまにか「パパ、おもしろかった!」と読了。

 はやみねさんの本は読み出したら止まらない魅力がありますね。
 まるで「かっぱえびせん」です。

 さて、「いつになったら作戦終了?」という副題のついたこの第3作は二
 部構成になっています。

 前半は「S計画(プロジェクトS)」と題されたデート作戦...だれとだ
 れがデートするのでしょう。

 幕間をはさんで、後半は「ミッション・イン・スクールフェスティバル」。
 内人&創也のかよう中学校の文化祭を舞台に、新たな敵「頭脳集団」のし
 かけた罠と痛快な知恵くらべがくりひろげられます。

 巧妙にはられたいくつもの伏線をたぐりよせながら読んでいくと、最後の
 さいごになぁるほど!

 さすがジュヴナイル・エンタテインメント(ぼくの造語)の雄です。
                     ⇒ http://tinyurl.com/8gmnv


◆『ぎぶそん』(伊藤たかみ/ポプラ社)

 『ミカ』『ミカ×ミカ』につづく、伊藤たかみの児童書第3作です。

 14歳、中学2年生の男の子3人、女の子1人の4人が、文化祭にむけて
 ロックバンドを組み、葛藤をくりかえしながら絆を強めていく、読後すっ
 きり、正統派の友情・青春・恋愛物語です。

 ...と言ってしまったら実もフタもありませんね。

 ギブソンのフライングVにフェンダーのストラトキャスターが重要な小道
 具として登場します。1980年代後半に青春をすごした同世代の人にだ
 け伝わるディテールがうれしい1冊です。

   ………………………………………………………………………………
   心の裏がわがピリリってしみた。口内炎にショウユがくっついた
   ときみたいな痛さだった。

   だれかのことを好きになるってことは、つまり、質問がたくさん
   ふえるってことなんだなあ。幼稚園児みたいにふえる。なにが好
   き? なにがきらい? なにを食べた? なにを見た?

   空気が、ワサビみたいにつんとする朝だった。

   そこでようやく、涙を流した。泣いたっていうより、アサガオの
   花の上から、水玉がぽろりと落ちるときみたいな泣き方だった。
   ………………………………………………………………………………

 こんな比喩にドキリときたら、手にとってみてください。
                     ⇒ http://tinyurl.com/dqpx4


◆『ブンダバー8』(くぼしまりお/ポプラ社)

 おしゃべりする黒ネコ「ブンダバー」が大人気の物語、第8作です。

 と言っても、今回はブンダバーは脇役。タンスのタンちゃんをめぐるお話
 になりました。

 引き出しについている“とって”の由来をたどっていくうちに、タンちゃ
 ん誕生の秘密がわかってきます。
 さて、タンちゃんをつくったのは...。

 ローラーブレードをはいたタンちゃんにのって、坂道を疾走してみたくな
 りました。
                     ⇒ http://tinyurl.com/accms


◆『ハワイ、伝説の大津波』(オズボーン/メディアファクトリー)

 こちらは全米でベストセラー「マジック・ツリーハウス」の第14巻です。

 マスター・ライブラリアンとなって歴史を旅するジャックとアニー。
 四つの“特別な魔法”をさがすためにツリーハウスが着いたところは...。

 第1話「はじめての感謝祭」
  メイフラワー号に乗ってアメリカに移住したピルグリム・ファーザーズ
  に出会います。

 第2話「ハワイ、伝説の大津波」
  ハワイに着いた二人は、海辺の村で出会った兄妹にさそわれてサーフィ
  ンをはじめます。

 全米で4000万部、日本版シリーズも「100万部突破」だそうです。
 ジャックとアニーが『電車男』を越える日も近い!?
                     ⇒ http://tinyurl.com/e4cuo


◆『5分で落語のよみきかせ』(小佐田定雄/PHP研究所)

 落語を1席5分で読みきれるようにアレンジしてしまった、という大胆な
 本ができました。

 古典と新作あわせて23席を収録。
 毎日読んでもたっぷり1か月たのしめます。

 低学年むけの装丁に見えますが、高学年にこそ読んであげたい本です。
 落語家になったつもりで語ってみてください。
 子どもたちの笑い声ではじまる一日、気持ちのいいものですね。

 でも...やっぱり落語は生にかぎる!
                     ⇒ http://tinyurl.com/crwol


*「落語」にまつわるこんな記事を書いたこともあります。

 「右か左か」
http://blog.mag2.com/m/log/0000125457/105142838?page=1#105142838

 「まんじゅうこわい」
http://blog.mag2.com/m/log/0000125457/105013868?page=1#105013868


◆『大人のための児童文学講座』(ひこ・田中/徳間書店)

 古今東西の児童文学47作品を“ひこ流”に読み解いたレビュー集です。

 ストーリーと著者紹介がコンパクトにまとまっているのはこの手の本では
 当然として、切れ味するどい分析に「なるほど」を連発してしまいます。

 著者が書評につかう“刀”は「家族」と「子ども」というキーワード。

   ………………………………………………………………………………
   「家の中の子どもを」を中心に、ほとんどの物語は形成されてい
   ます。それは、読者対象となる子どもの多くが、「家の中の子ど
   も」であることと無縁ではありません。
   「家の中の子ども」の在り方の変化に注目しながら物語を観てい
   くと、家族観も子ども観も、時代の流れの中で変化していくのが
   わかります。
                      (「おわりに」より)
   ………………………………………………………………………………

 読んだことのある本もそうでない本も、紹介された本をつい手にとってみ
 たくなります。
 また、べつの本を読むときにも、「家族」「子ども」という観点から自分
 なりに読み解いてみようという気持ちになります。

 読者にそんな気をおこさせるなんて、書評の醍醐味ですね。
                     ⇒ http://tinyurl.com/eyynt


★おまけの情報★
 「読書感想文コンクール」の課題図書と応募要項が発表されました。

  こちら ⇒ http://www.j-sla.or.jp/oshirase/51_kansobun-bosyu.html


 *「濫読の記」は
     こちらにも ⇒ http://www.higeusagi.com/randoku/randoku.htm


┌─┐
│5│おやじのつぶや記:駄文妄言 論旨迷走 閑話休題 身辺雑記
└─┘================================================================

        ▼ 総務全般 雑用請負 迅速丁寧 真心対応 ▼

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 転職のごあいさつを小誌に掲載してから、いつのまにか3か月もたってし
 まいました。
http://blog.mag2.com/m/log/0000125457/105271247?page=1#105271247

 職場環境の激変になかなか順応できず、時間的にも精神的にもめいっぱい
 の毎日をすごしています。
 メールマガジン発行もとどこおりがちになり、「(ほとんど)週刊金曜日」
 という発行周期の看板にほころびが出てしまいました。
 (しばらくおとなしくしていてくれた耳鳴りも、とうとう再発)

 それでもうれしいことに読者が増えつづけ、いつのまにか1300人を越
 える方が配信登録してくださるまでになりました。それだけに、たのしみ
 に待っていてくださるみなさんに申しわけない気持ちでいっぱいです。

 さて、前任の公立小学校で最後に担任していた5年生の子どもたちにむけ
 てメッセージを書く機会がありました。今回はその文章をご紹介し、新し
 い学校でのようすをお知らせすることにします。

                 ◇

 [前略]

 3月末でT小学校を去ることはかなり早いうちに決まっていたのですが、
 人事の情報はぎりぎりまで公表することができません。正式決定前に不確
 実な情報がながれると、噂がうわさをよんであちこちに波紋がおき、関係
 者に迷惑がかかるからです。

 T小学校のなかでこのことを知っていたのも、校長先生ほか数名、ごく一
 部のかぎられた方だけでした。

 ですから、いくら担任しているかわいい子どもたち(=みなさんのこと!)
 にたいしてであっても、お話するわけにはいきません。のどもとまで、い
 え、くちびるのはしっこまで出かかっていた「退職します」ということば
 を何度も飲みこみ、最後のさいごまでだまっていました。

 3月25日、終業式の日にみなさんときちんとお別れができなかったこと、
 それがただひとつの心残りです。
 ほんとうに、ごめんなさい。

 さて、近況をすこしばかり。

 C市にある「○○学園小学校」という私立の学校につとめています。
 キリスト教主義の学校ですから、朝は礼拝からはじまります。
 讃美歌をうたい、聖書を読み、お話を聞き...教会学校に行ったことが
 あれば、雰囲気がわかると思います。

 礼拝が終わると、子どもたちも先生方も教室にもどって授業です。
 でもぼくは職員室の席にもどってカップにコーヒーを注ぎ、ひと休み。

 えっ、なぜ教室に行かないかって?
 おどろくなかれ、担任ではなく「教頭先生」をやっているからです。

 朝は7時半ごろから、夕方もたいていは7時すぎまで、学校にいます。
 (これまでとは大ちがい!)

 1日24時間の半分ちかくも学校にいて、なにをしているかというと、
   電話をとりついだり、
   正門で立ち番をしたり、
   礼拝でお話をしたり、
   手紙や書類を整理したり、
   保護者の方とうちあわせをしたり、
   サンドバッグがわりになったり、
   入学式の司会をしたり、
   蛍光灯をとりかえたり、
   グチの聞き役になったり、
   日誌を書いたり、
   勧誘電話を断ったり、
   ホールをそうじしたり、
   行事予定を調整したり、
   配布物をチェックしたり、
   板ばさみになったり、
   学校説明会で学校紹介をしたり、
   割れたガラスをかたづけたり、
   文書をつくったり、
   講師の先生にごあいさつしたり、
   会議を進行したり、
   御用聞きになったり、
   わるさをした子に注意したり、
   キャンプファイヤーでピンクレンジャーに変身したり、
   授業をしたり...

 雑用一般なんでもひきうけます、というしごとをしています。5年1組の
 ときにあったクラスの係“総務課”みたいなものなのです。

 ただし、グループ6人で分担していた“総務課”とはちがって、総務部長
 と総務課長と総務課長代理と総務係長と総務係員をぜんぶまとめて一人で
 やっているようなもので、腕が6本に頭とからだが3つずつほしいくらい
 の毎日をすごしています。

 ふぅ (^。^;)

 さいごになりました。

 「5年1組」が、ぼくが担任したさいごのクラスになりました。
 わすれることのできない、すばらしいクラスでした。
 すてきな仲間たちでした。
 とてもとても充実した、たのしい1年間でした。
 公立小学校のさいごに、ほんとうによい思い出ができました。

 みなさん、心から、ありがとう。

 これからは、みなさんの成長していくすがたを、すこし遠くから見守るこ
 とにします。

 では!

                 ◇

 新しく読者になってくださったみなさん、はじめまして。
 数あるマガジンの中から目にとめてくださり、ありがとうございます。

 継続して読んでくださっているみなさん、こんにちは。
 いつもいつも駄文におつきあいくださり、心から感謝申しあげます。

 まもなく学期末をむかえます。
 担任をはずれたので通知表を書かなくてよくなったのはたすかりますが、
 すこしさびしい気もしています。

 1学期中のしごとのあれこれにめどがついたら、次号作成にとりかかりま
 す。またしばらくあいだがあくかもしれません。ご了承ください。

 来週のいまごろは、修学旅行で沖縄にいる予定です。
 学校をはなれてよい息抜きに...いえいえ、たいせつな学校行事の引率、
 気をひきしめて飛行機にのらなければなりませんね。

 ではまた。
                             ひげうさぎ


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│0│創刊のごあいさつ:毎日15分で本好きな子に!
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   毎日かならず5分、本の読み聞かせをしています。
   毎日かならず10分、読書タイムをとっています。
   毎日の15分を1年間つづけると、かならず本好きになります。
   そんな情報のあれこれをお伝えしたくて創刊したマガジンです。
   末永くおつきあいのほど、よろしくお願いします。

                    2004.02.08. ひげうさぎ拝

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