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やっぱり本が好き!

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━━《子どもと本をつなぐ情報誌》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇◇◇◇                             ◇
◇◇◇◇    ◆ やっぱり本が好き! 〜2007年05-11月号〜  ◇◇
◇◇◇                             ◇◇◇
◇◇                             ◇◇◇◇
◇                             ◇◇◇◇◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.062☆2007-11-30 ━



           毎日15分でみんな本好きに!

     『ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法』の
    著者による、(たぶん)隔週刊のメールマガジンです。
    本好きな子どもを育てるお役立ち情報を、
    読み聞かせなど読書活動20年の小学校教師がおとどけします。



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              ★ め に ゅ う ★
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 【1】今月の読み聞かせ :『すえっこおおかみ』(ブリマー)

 【2】やっぱり本が好き : おやすみです

 【3】濫読の記2007 : おやすみです

 【4】おふぃす更新情報 : おやすみです

 【5】おやじのつぶや記 : 文庫開設 念願成就 千客万来 連日繁盛

 【0】創刊のごあいさつ : 毎日15分で本好きな子に!



  ┌─ 今日の戯句 ──────────────────────┐
  │                             │
  │   はいかんのききをふたたびきりぬける         │
  │                             │
  │   ねんがんのぶんこひらいてえつにいり         │
  │                             │
  └────────────────────── ひげうさぎ ─┘



┌─┐
│1│今月の読み聞かせ:子どもたちの真剣なまなざしが大好きです
└─┘================================================================

      ▼『すえっこおおかみ』(ブリマー/あすなろ書房)▼

                     ⇒ http://tinyurl.com/2swqpr
======================================================================


 公立小学校時代に担任した子どもたちに出会うと、
 「先生、まだ読み聞かせをしていますか」
 と、いつもたずねられます。

 クラスから離れてしまったので、「毎日かならず5分」はできません。
 でも、たまに教室のお手伝いに入ったときに本を何冊か読んであげたり、
 おとなを対象とした講演会で「読み聞かせ」をネタにお話をしたりはして
 います。


 本号では、お子さんが幼稚園にいらっしゃる保護者の方を対象とした「子
 育て講演会」のようすをご紹介いたします。絵本を通じて親子のつきあい
 方を考えていただく試みのひとつとしてお読みくださればさいわいです。


                 ◇


   ………………………………………………………………………………

   ある とっても きもちのいい なつの あさのこと、
   おおきな はいいろの とうさんおおかみは、
   こどもたちが ひなげしの はらっぱで あそんでいるのを
   じっと みていました。

   ところが いっぴきだけ、ほかの こどもたちのように
   あそんでいない こが いました。

   いちばん ちいさな すえっこおおかみが、
   おおきく えだを はった、ならのきの みきに かくれて、
   そこから こっそり、ほかのこどもたちを みていたのです。

   ………………………………………………………………………………


 すえっこおおかみは、まだ小さいので、フランキーにいさんのようにはま
 っすぐころがることができません。それを引け目に感じ、思いきり遊ぶこ
 とができないのです。


 ここで読み聞かせをいったんやめて、

 「そんなすえっこおおかみに気がついたとうさんおおかみは、
  すえっこおおかみにどんなことばをかけたでしょう。

  また、もしあなたがとうさんおおかみなら、
  すえっこおおかみにどんなふうに声をかけますか」

 と、聞いてくださっている保護者のみなさんに問いかけます。


 指名して答えていただくことはしませんが、ご自身の子育てをふりかえる
 時間をすこしとるようにします。

                 ・

                 ・

                 ・

 では、とうさんおおかみは何と言ったか、このあと数場面のとうさんおお
 かみのことばを抜き出してみましょう。


   ………………………………………………………………………………

   「ちびや、どうして おまえは、にいさんや ねえさんたちと
    いっしょに あそばないのだね?」

                 ◇

   「まっすぐ ころがるのか…。
    そりゃ、ちょっと むずかしいなぁ。
    どれ、ともかく いっぺん やって みせてごらん」

                 ◇

   「ちびっこおおかみは、フランキーにいさんみたいに、
    まっすぐは ころがれない。
    まがりくねってしまう…と」

   「それで いいんだ」
   「ほんとうだとも。
    まっすぐ ころがるのは、おおきくなってからだ」

   ………………………………………………………………………………


 とうさんおおかみは、
 「なにをやっているんだ!」
 といきなり頭ごなしに声をかけたりはしません。

 まず「どうしてあそばないのだね?」と問いかけ、すえっこおおかみに自
 分のことばで語らせます。


 事情がわかってからも、とうさんおおかみは、
 「まっすぐころがるにはこうするんだよ」
 などと先を急いで教えようとはせず、
 「どれ、ともかく いっぺん やって みせてごらん」
 と、すえっこおおかみにやってみせるよううながします。

 そして、たしかにじょうずにできないことを見とどけたうえで、いまはで
 きなくてもいいと語り、すえっこおおかみを安心させるのです。


 すえっこおおかみはそのことばに励まされ、「ああ、よかった」と自信を
 もち、ころころころころまがりくねりながらころがることができるように
 なるのでした。


 いかがでしょう。とうさんおおかみの一連の対応には「子育てのヒント」
 がたくさんつまっているようですね ── そうお話すると、保護者のみな
 さんも、うなずき感心しながら聞いてくださいます。


                 ◇


 さて、すえっこおおかみはアナねえさんのようには走ることができず、タ
 イラーにいさんのようには高くとびあがることもできません。それが気に
 なって、またもじもじしてしまいます。


 そのたびに、とうさんおおかみは、

 「いっぺん やって みせてごらん」
 「それでいい」
 「おおきくなってからだ」

 と、すえっこおおかみの“いま”をまるごと受容します。


 ですから、すえっこおおかみも安心して自分が“いま”できることに自信
 をもち、走ったりとびはねたりを心からたのしむことができるのです。


                 ◇


 ほかにも、とうさんおおかみの子育て法から学ぶべき点はいくつもあり、
 じっさいの講演会ではもっとお話するのですが、ここではあとひとつだけ
 ご紹介いたしましょう。


 ひとしきり遊んだ子どもたちをとうさんおおかみは、
 「そろそろ ひるねの じかんだ」
 と呼び集め、よりそって横になります。


   ………………………………………………………………………………

   とうさんおおかみは、おおきな おおきな ならのきを みあげ、
   すえっこおおかみの みみに ささやきました。

   「ちびっこや、みてごらん・・・」

   ………………………………………………………………………………


 「『みてごらん』につづけて、とうさんおおかみはすえっこおおかみに
  何とささやいたでしょう。

  また、もしあなたなら、お子さんにどんなことばをかけるでしょう。

  ここでは“正解”を出さずにおいておきます。
  どうぞみなさん、お考えになってください」

 とお話し、講演を終えます。


                 ◇


 以前にも、『ごきげんなすてご』という本を読み聞かせながら保護者のみ
 なさんに子育てについて考えていただく講演をしたことがあります。

 そのときにも書いたように、子どもの本をこんなふうに使うのはやはり
 “禁じ手”かもしれません。けれど、本に描かれた親子関係をとりあげて
 お話するのはたいへん効果的ではありました。


 ところで、最後にふせたままにしたとうさんおおかみのとっておきの台詞
 は...ぜひ絵本を手にしてお読みになってください。



             ★ こちらもどうぞ ★

◆一日入学の懇談会で保護者に読み聞かせた本

 *『ごきげんなすてご』(いとうひろし/徳間書店)
                     ⇒ http://tinyurl.com/m5qm5
 *当MM「やっぱり本が好き!」でもとりあげた記事は
         こちら ⇒ http://www.higeusagi.com/mm/mm200604.htm



◆小学校のPTAで「読み聞かせ」の講演会

 *当MMの記事「読み聞かせを体験してみよう」は
         こちら ⇒ http://www.higeusagi.com/mm/mm200610.htm



★はじめてみませんか、毎日5分の「読み聞かせ」!

 *読み聞かせおすすめ本のリストは
         こちら ⇒ http://www.higeusagi.com/library/menu.htm



┌─┐
│5│おやじのつぶや記:駄文妄言 論旨迷走 閑話休題 身辺雑記
└─┘================================================================

        ▼ 文庫開設 念願成就 千客万来 連日繁盛 ▼

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 校長室に男の子が入ってきました。まっすぐ窓辺に寄っていき、ならべて
 ある本の1冊を指さして、

 「これ、読んだ」
 『今夜は眠れない』という青い鳥文庫の本でした。

 それからその子はべつの本を手に取り、
 「これ、貸してください」

 手にしたのはシリーズ本の2冊目だったので、奥の本棚から第1巻を取り
 出して手渡しました。

 「え、こっちの棚から借りてもいいの?」
 「どうぞどうぞ」
 「それなら...あ、『ユウキ』がある」
 「『ユウキ』を知ってるの?」
 「うん、読んだことある」
 「すごいね。じゃあ、そのとなりにある『荒野のマーくん』もきっとおも
  しろいよ」
 「どんな話?」
 「それは読んでのおたのしみ」
 「じゃ、これ借りていきます」

 そう言って、『山手町探偵クラブ』を持っていきました。


                 ◇


 女の子が入ってきました。

 「先生、あの本貸して」
 「あの本?」
 「算数の授業のとき、読んでくれた本」
 「あ、『らんらんらくご』ね」
 「そうそう」
 「えーと、どこだったかな...はい、どうぞ」
 「ありがとうございます」


                 ◇


 こんどは男の子です。
 手にバットをぶらさげています。

 「校長先生、この本貸してください」
 迷わず『今夜は眠れない』を手にします。

 「はいどうぞ。青い鳥文庫で出ている宮部みゆきの本はぜんぶで3冊ある
  から、また持ってきてあげるね」
 「ありがとうございます」


                 ◇


 その日の放課後、外の道から校長室の本をのぞいている女の子がいました。
 窓を開けて話しかけると、

 「『今夜は眠れない』ってなくなっちゃったの?」
 「うん、ちょうどさっき貸し出したところ。戻ってきたら教えてあげるね」
 「この本て、家に持って帰っちゃいけないの?」
 「いいよ、どこで読んでも」
 「じゃあ、こっちの本、貸して」
 「はい。この人の書いた本は家にもう一冊あるから、さがしてくるね」
 「ありがとうございます」

 持って行ったのは『きみときみの自転車』という本でした。


                 ◇


 始業式の翌日、校長室に小さな文庫を開きました。お客さまも増えてきて
 います。子どもたちと本の話ができて、とってもしあわせです。


    *学校だより「平和の窓」第19号(2007年1月25日)より
          ⇒ http://www.heiwagakuen.jp/2007/01/070126.html


           *  *  *  *  *


 新米校長1年目、本をなかだちにして子どもたちとかかわりをもちたいと
 考え、校長室に文庫をひらきました。自宅にあった児童書をみつくろって
 200冊ばかり運びこみ、だれでも自由に借りられるようにしたものです。


 名づけて“ひげうさぎ文庫”。自分で買って読み、気に入って持ってきた
 本ばかりなので、子どもにあわせてすすめることができます。


 今年の1月にスタートした文庫も、まもなく1年がたちます。利用者は各
 学年にまたがり、常時50人ほどが図書室とはべつに“ひげうさぎ文庫”
 の本を手にしています。全校児童の三分の一にあたる人数で、せっせとあ
 つめた蔵書も300冊にふえました。


 高学年からYAむきの本が多いので、読書ばなれがすすみがちな5、6年
 生がふらりと立ち寄って本を手にしてくれるのがうれしいところ。新しい
 本を窓辺にディスプレイしたとたんに「この本、貸してください」と言わ
 れるのは選書するものの醍醐味ですね。


 目下のなやみはそれでも在庫がおいつかないこと。毎日1冊ずつ長編を読
 みきってくる6年生が何人かいて、その子たちの読書欲を満たす品ぞろえ
 をするのに新刊情報とにらめっこする日がつづいています。


    *最新入荷本は校長日誌「平和の小窓」からどうぞ
          ⇒ http://www.heiwagakuen.jp/2007/11/071118.html
          ⇒ http://www.heiwagakuen.jp/2007/11/071125.html


    *保護者むけの「ひげうさぎ文庫“分館”」もひらきました
          ⇒ http://www.heiwagakuen.jp/2007/06/070604.html



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 *「濫読の記」は
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 ・…†───────────────────────────†…・

    “ひげうさぎ先生”が校長を務める私立小学校のブログです

          「平和の窓 ☆ 平和学園小学校」
           http://www.heiwagakuen.jp/

     少人数制・独自の教育プランで心豊かな子を育てる小学校
     さわやかな湘南の風を校長室から毎日おとどけしています

 ・…†───────────────────────────†…・



 新しく読者になってくださったみなさん、はじめまして。
 数あるマガジンの中から目にとめてくださり、ありがとうございます。

 継続して読んでくださっているみなさん、ごぶさたしております。
 いつもいつも駄文におつきあいくださり、心から感謝申しあげます。


 定期的な発行ができず、メールへの返信もできず、申し訳ありません。
 またお目にかかれるよう、ネタと時間さがしにいそしむことにします。


 ではみなさん、すてきな「読書の冬」を!
                             ひげうさぎ



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│0│創刊のごあいさつ:毎日15分で本好きな子に!
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   毎日かならず5分、本の読み聞かせをしています。
   毎日かならず10分、読書タイムをとっています。
   毎日の15分を1年間つづけると、かならず本好きになります。
   そんな情報のあれこれをお伝えしたくて創刊したマガジンです。
   末永くおつきあいのほど、よろしくお願いします。

                    2004.02.08. ひげうさぎ拝

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