とっぷぺーじ

since 2000.10.07.
おふぃす
ひげうさぎ WHO?
お役立ちリンク
出席簿
濫読の記
ひげうさぎの本
∇よみもの
webたまてばこ
小学生の日記教室
頭の体操
図書室
メールマガジン

∇アルバム
こどもたち
図工作品集
ひめの部屋
「湘南」
∇オアフの風
写真集&旅行記
∇ひろば
うさぎの黒板
こどもの黒板
おえかき黒板
ついったー
めーる
メールはこちら


メールマガジン

やっぱり本が好き!

バックナンバー







━━《子どもと本をつなぐ情報誌》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇◇◇◇                             ◇
◇◇◇◇    ◆ やっぱり本が好き!               ◇◇
◇◇◇                             ◇◇◇
◇◇                             ◇◇◇◇
◇                             ◇◇◇◇◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.065☆2008-12-15 ━



           毎日15分でみんな本好きに!

    『ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法』の
    著者による、不定期刊行のメールマガジンです。
    本好きな子どもを育てるお役立ち情報を、
    読み聞かせなど読書活動20年の小学校教師がおとどけします。



〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃
              ★ め に ゅ う ★
〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃


 【1】濫読の記2008 : ひとくち書評〜スイミーのひみつ

 【0】創刊のごあいさつ : 毎日15分で本好きな子に!



  ┌─ 今日の戯句 ──────────────────────┐
  │                             │
  │   へんといふかんしみつめてふりかへる         │
  │                             │
  └────────────────────── ひけうさき ─┘



┌─┐
│1│濫読の記2008:ひとくち書評〜スイミーのひみつ
└─┘================================================================


◆『松居直のすすめる50の絵本』(松居直/教文館)
                    ⇒ http://tinyurl.com/5t8fnv

 巨大な魚に仲間を食べられてしまった小さな黒い魚のスイミーが、海をお
 よぎまわりめずらしいものに出会ううちに元気をとりもどし、仲間と協力
 して大きな魚を追い出す...という『スイミー』が国語の教科書にとり
 あげられてもう長いことたちます。

 絵本をもとにした低学年の定番教材です。


 2年生を6回も担任したので、そのたびに『スイミー』とつきあってきま
 した。

 子どもたちとこのおはなしを読みすすみ、絵に描いたり劇化したりしてた
 どりつくのは、

   小さなものでもみんなで協力すれば大きな力になる。

 といったところでしょうか。


 絵本や物語から教訓をひきだす授業は好きではないのですが、『スイミー』
 のような超メジャーな教材をとりあげると、たいていこのあたりに着地す
 ることになります。


 ところが、です。『松居直のすすめる〜』に書かれた『スイミー』のコラ
 ムを読んで衝撃をうけました。

   文章だけで物語を読みますと、小さな者でも力をあわせると、
   巨大な者を打ち負かすことができるという、いささか教訓めいた
   話に読めるのですが、「絵本」という特異な造形表現の力を
   かりますと、そんなに単純な底の浅い思想を伝えようとして、
   画家であり哲学者でもある作者レオ=レオニが創作したのでは
   ないことが読みとれます。

 授業であたりまえのようにあつかってきた内容を「単純な底の浅い思想」
 といわれてしまいました。


 では、『スイミー』の眼目はどこにあるのか。

   『スイミー』で特に注目したいのは、作者が物語展開の
   どの場面に、もっとも多くのページをついやしているかです。

 ページ数という視点で絵本を見ると、全体の半分以上をあてて描いている
 場面がたしかにうきあがってきます。

 すなわち、作者が『スイミー』で語りたかったのは、

     ・

     ・

     ・

 たねあかしは本書にゆずることにしましょう。


 『松居直のすすめる50の絵本』は、『スイミー』のこの解釈に出会った
 だけでもじゅうぶんおつりがくる内容の本でした。


                 ◇


◆『獣の奏者1』(上橋菜穂子/青い鳥文庫)
                    ⇒ http://tinyurl.com/6b4v7k

 分厚いハードカバーの上下巻で出版された『獣の奏者』が青い鳥文庫版に
 なったもの。4分冊の1冊め。

 イラスト、行間、ふりがな、注などが配慮され、小学生が手にとりやすく、
 読みやすくつくられている。
 (ホントは原書ぐらいの手ごたえのある本を読んでほしいけれど)

 教育テレビでアニメにもなるようで、09年1月から土曜夕方の枠で放送
 されるらしい。

 おっと、内容を書きわすれるところだった。

 闘蛇という戦闘用の獣をあつかうふしぎな力をもったみなしごの少女エリ
 ンが、やがて王国の命運にかかわっていく、という上橋ならではの世界が
 ひろがるハイファンタジー。

 四分の一だけでははっきりいってものたりない。


◆『ふしぎ自転車チャリィ』(松久淳+田中渉/小学館)
                    ⇒ http://tinyurl.com/6hte67

 「天国の本屋」の“松久+田中”コンビが書いた児童書というので読んで
 みた。

 泣き虫の少年リオが、選ばれた者だけが乗れる自転車を手にいれ、空の国
 エアリアにだいじなものを届けにいくことになる。

 そこでエアリアをゆるがす難題に巻きこまれ...という異世界事件解決
 型少年成長譚で、安心して(?)読める物語。

 帯の推薦人が山ちゃんと陰山さんなのがなんとも小学館らしい。
 ふんだんにつかわれている挿絵、カラーで見てみたい。


◆『ナニワのMANZAIプリンセス』(荒井寛子/ポプラ社)
                    ⇒ http://tinyurl.com/5t7zkw

 登場するのは漫才“命”の林田と、売れない漫才師を両親にもつ葉菜。
 林田は葉菜を漫才の相方にしたいが、葉菜はある理由でそれを拒む。

 しかし、なぜかコンビを組むことになり、葉菜の両親の住む大阪へ東京か
 ら二人だけで行くことに。

 「お腹を抱えて、笑い、そして心から泣ける」エンターテインメント文学
 を選ぶ「第1回ポプラズッコケ文学賞」優秀賞(大賞のつぎ)の単行本化。


◆『ぼくがバイオリンを弾く理由』(西村すぐり/ポプラ社)
                    ⇒ http://tinyurl.com/68rbm5

 コンクールに入選できなかった6年生のカイトは、バイオリンを弾くのを
 やめてしまう。

 が、すきなことをしながら夏休みをすごしているうちに、ほんとうに弾き
 たくなる気持ちがふたたび芽生えてくる。

 「第1回ポプラズッコケ文学賞」奨励賞(優秀賞のつぎ)の単行本化。


◆『家庭教師りん子さんが行く!』(加藤純子/ポプラ社)
                    ⇒ http://tinyurl.com/5cjlf7

 学校で友だちとうまくいかなくなってしまったナホミの家に新米家庭教師
 がくることになった。

 やってきたのがりん子さんというたよりなさそうな女子大生。

 そのりん子さんがスーパー教師でないところがこの本のミソで、りん子さ
 んが子どもの悩みに真剣にむきあっているうちに解決する糸口を子どもた
 ち自身がみつけていく。


 ここまでの3冊はポプラ社の新シリーズ「ノベルズ・エクスプレス」から。
 つぎは講談社の「YA! ENTERTAINMENT」の新刊。


◆『十角館の殺人』(綾辻行人/講談社)
                    ⇒ http://tinyurl.com/5729f9

 新刊といっても、87年にノベルス版、すこしあとに文庫版が出ていて、
 その再刊。

 はやみねかおるが解説を書いていて、

   僕には、人生を変えた本が何冊かありますが、この
   『十角館の殺人』は、間違いなくその中の一冊です。

 とまで言うので、読んでみた。

     一読

     熟読

     玩読

     耽読

     卒読

 う〜ん、しびれる。
 “新本格推理”のおもしろさって、このことか。

 20年前に出会っていたら、教師人生かわっていたかもしれない。



           *  *  *  *  *


 今回の記事も“ひげうさぎ”がじっさいに校長を務めている私立小学校の
 学校ブログ「平和の窓+」に連載した原稿をもとにしています。


    *「ひとくち書評15」
          ⇒ http://www.heiwagakuen.jp/2008/12/081205.html


    *「ひとくち書評」〜まとめて
              ⇒ http://www.heiwagakuen.jp/cat5/cat16/


           *  *  *  *  *



★年間の読書目標100冊を早々と突破、2001年から1500冊!

 *「濫読の記」は
       こちら ⇒ http://www.higeusagi.com/randoku/randoku.htm



◆はじめてみませんか、毎日5分の「読み聞かせ」!

 *読み聞かせおすすめ本のリストは
         こちら ⇒ http://www.higeusagi.com/library/menu.htm



             ★ こちらもどうぞ ★

◆マガジンのバックナンバーは、下記から検索することができます。

 *各号の「めにゅう」はこちら
    ⇒ http://www.higeusagi.com/wtnavi/navi.cgi?mode=part&part=10



◆「webたまてばこ」には教育のヒントが満載!

 *2冊の著書が生まれたのは
  こちら ⇒ http://www.higeusagi.com/wtnavi/navi.cgi?mode=ranking



 ・…†───────────────────────────†…・

    “ひげうさぎ先生”が校長を務める私立小学校のブログです

          「平和の窓+ ☆ 平和学園小学校」
           http://www.heiwagakuen.jp/

          新しい時代に通用する伝統の教育

     さわやかな湘南の風を校長室から毎日おとどけしています

 ・…†───────────────────────────†…・



 新しく読者になってくださったみなさん、はじめまして。
 数あるマガジンの中から目にとめてくださり、ありがとうございます。

 継続して読んでくださっているみなさん、ごぶさたしております。
 いつもいつも駄文におつきあいくださり、心から感謝申しあげます。


 前号を発行したちょうどその日の朝から、サイトもメールも不通になって
 しまいました。“higeusagi.com”のドメインを運用しているレンタルサ
 ーバがダウンしてしまったようです。マガジンのリンクをクリックしても
 つながらなかったのではないでしょうか。たいへんご心配、ご迷惑をおか
 けしました。

 その後まる2日半たってようやく回復し、現在は快調にうごいています。
 “おふぃす ひげうさぎ”のサイト、どうぞお立ち寄りください。


 ではみなさん、また次回!
                             ひげうさぎ



   **PR************** 著者サイン本あります **************PR**

      「子どもを本嫌いにする方法」が本になりました!
                 ↓
    ◆『ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法』◆

      〜親と子と教師のための読み聞かせブックガイド〜
       http://www.higeusagi.com/top/bk01hongirai.htm


               * * *


      「ひげうさぎ文章教室」も本になりました!
                 ↓
      ◆『ひげうさぎ先生のだれでも書ける文章教室』◆

    〜このコツとこのネタで だれでも日記・作文が上達する!〜
       http://www.higeusagi.com/top/bk02bunshou.htm

   **PR************** リンクをご覧ください **************PR**



┌─┐
│0│創刊のごあいさつ:毎日15分で本好きな子に!
└─┴────────────────────────────────

  <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

   毎日かならず5分、本の読み聞かせをしています。
   毎日かならず10分、読書タイムをとっています。
   毎日の15分を1年間つづけると、かならず本好きになります。
   そんな情報のあれこれをお伝えしたくて創刊したマガジンです。
   末永くおつきあいのほど、よろしくお願いします。

                    2004.02.08. ひげうさぎ拝

  >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


           ☆★☆ 3つのお願い ☆★☆

     コンテンツご利用の際は発行人までご連絡ください。
     お知りあいへのメルマガ転送はどうぞご自由に。
     デザインがくずれる場合は等幅フォントでご覧ください。


           ☆★☆ おことわり ☆★☆

 当マガジン&サイトはアマゾンアソシエイトプログラムを利用しています。
 文中の 書籍URL は Amazon.co.jp にリンクしています。
 相互紹介・告知・広告等は諸般の事情でお受けしておりません。



**** 読書はエンタテインメントだ! ************************************

 発 行 人 ひげうさぎ     webmaster@higeusagi.com(@⇒半角@)
 発 行 所 おふぃす ひげうさぎ http://www.higeusagi.com/
 配  信 まぐまぐ      http://www.mag2.com/m/0000125457.htm
 登録解除 手続きはこちらから http://www.higeusagi.com/mm/mm.htm

****************************** Copyright(c) 2008 OFFICE HIGEUSAGI ****



このメールマガジンは「まぐまぐ」を通じて配信されます
発行者には読者のアドレスなどの個人情報はいっさい知らされません
読者登録はもちろん無料です

「まぐまぐ」のマガジン個別ページはこちら
↓   ↓   ↓
「やっぱり本が好き!」

「やっぱり本が好き!」バックナンバーはこちら
↓   ↓   ↓
バックナンバー


メールアドレスを
ご記入ください

Powered by まぐまぐ