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退職のごあいさつ





     


公立教諭 本日退職 満二十年 深謝御礼

【 ご あ い さ つ 】

2005年 3月25日(金)



 わたくしこと、本年度末3月31日をもって公立小学校教諭の職を辞し、退職いたします。

 これは、教育委員会や国立大学附属学校へ転籍するための退職ではなく、もちろん定年による退職でもなく、まさか不祥事による免職でもなく、純然たる自己都合による退職です。

 本校職員のみなさんがおそろいのところでごあいさつする機会は今年度これが最後となるので、とくにお願いしてお時間をいただいたしだいです。

 ところで、「自己都合で退職します」というと、
「やめたあとどうするの? 印税生活でもしたりして」
 と、冗談まじりに聞かれてしまいます。

 あの本で印税生活するには、あと100万部ほど売れなければとてもとてもたりません。それができればうれしいのですが、道いまだ遠し、といったところです。

 さて、本校、××小学校は、わたしの母校です。
 39年前の4月、わたしは××小学校の1年生に入学しました。
 まだ木造校舎の時代でした。いま体育館が建っているあたりに講堂があったと記憶しています。

 その1年後、2年生になるときに、私立の小学校に転校しました。
 そこは来年で創立60周年をむかえるキリスト教主義の学校で、牧師であるわたしの父も宗教主任としてかかわっていた学校です。

 その学校に、2年生から6年生までかよいました。
 小学校卒業までの5年間をすごした、やはりわたしの母校です。

 その小学校の母体である学校法人から移籍のおはなしがあり、お世話になることにしました。

「このご時世に、なぜわざわざ公務員をやめて、私立に行くのですか」
 と聞かれるのが、いちばんこまってしまいます。

 決断にいたるまで、いろいろ考えました。
 退職を決めた理由も、いくつかあります。
 でも、どれも決定的な理由のようであり、どれも決め手とはならないようにも感じてしまいます。

 そう、
「はずみで決めてしまいました」
 というのが、いちばん近いおこたえかもしれません。

 あれこれの事情があるのはたしかですが、いまここで話していると長くなってしまいます。またいつか、別の機会にでもお話させてください。

 新卒で本市に採用されてから20年、K市のみなさんに育てていただき、ここまでやってくることができました。
 たいへんお世話になりました。
 ありがとうございました。

 さきほど終業式のあとの学級活動で、クラスの子どもたちとも、心のなかで「さよなら」をすませてきました。
 とってもいい子どもたちです。
 どなたか、ぜひ、新6年生を担任してやってください。

 長いあいだ、ほんとうにありがとうございました。

(「職員うちあわせ」でのあいさつ原稿に加筆)



 もしこのマガジンが定例の金曜日に発行されたものであれば、

「...なぁんちゃって。
 今日は4月1日ですね。
 エイプリルフール。
 ほんとうのようなウソの記事でした。びっくりさせてごめんなさい」

 と、オチがついておしまいになったことでしょう。

 が、あいにく今日はまだ3月31日。
 カレンダーはまちがっていません。
 読者のみなさんをかついだ記事ではなく、ほんとうのことです。

 おなじ県内にお住まいでしたら、今朝の新聞に入っている市町村教職員の人事異動一覧が掲載されたページをご覧になってください。

 「小学校」のいちばんさいご、「退職」のところに、ぼくの名前が小さくのっているはずです。

 というわけで、“ひげうさぎ”、本日をもって、公立小学校教諭を退職いたします。


 春休み中に教室と職員室をすっかりきれいにしてきました。
 息子に手つだってもらって、まる二日かかりました。
 過去20年間にためこんだ教材教具・資料など、ぜんぶかたづけました。

 なにも持たずにからだひとつだけ...といけばかっこいいのですが、それでもさいごに段ボール3箱分のがらくたがのこってしまいました。
 これだけ持って、あたらしい職場に赴任することにします。

 今日は午前10時に市庁舎におもむいて退職辞令をいただき、つかのまの“自由の身”となります。

 そして明日4月1日、母校である私立小学校職員として初出勤いたします。
 奇しくも母校から母校へ。
 ぼくのキャリアの第二ステージがはじまります。

メールマガジン『やっぱり本が好き!』 bO44より 2005-03-31-Thu