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星野富弘美術館

   はなしょうぶ

  黒い土に 根を張り

  どぶ水を吸って

  なぜ きれいに咲けるのだろう

  私は

  大ぜいの人の 愛の中にいて

  なぜ みにくいことばかり

  考えるのだろう

『風の旅』(星野富弘)より



 群馬県勢多郡東村。星野富弘さんのふるさとである。そこに美術館が建てられたのが1991年の春。9年間で300万人もの人が星野さんの詩と画に会いにきている。
 2000年11月30日、“ひげ”もその1人となった。


 修学旅行の下見で日光へ。初日は俗に言う「山コース」の見学だ。華厳の滝、中禅寺湖、戦場ヶ原、湯滝...。この方面へは何度か行っている。
 100メートルの名瀑、藤村操もいいけれど、新しいコースが開拓できないだろうか。無理を承知で担当の方にお願いし、美術館行きが実現した。

 日光から車で50分ほど。県境を越えて山間の道を走る。紅葉に彩られた草木ダムのほとりにその美術館はあった。平日ではあったが、そこそこの来館者がある。
 こじんまりとした、しかし手入れのゆきとどいた施設だ。星野さんの詩画のこころが職員のみなさんに伝わっているような気がする。

 「ひまわり」を見て「ゴッホさん」と呼びかける人は多くはないだろう。でも、星野さんの描く草花を見ると、だれでも自然に親しみをこめて「星野さん」と呼んでしまう。星野さんの絵には人をやさしくつつみこむ力がある。

 ゆったりとならべられた作品をみる。「心をうたれる」という月並みな形容しか思い浮かばない。星野さんの足もとにも及ばない乏しい表現力。五体満足なのに、情けなくなる。いや、五体満足だから、星野さんのような感性を置き去りにしてしまっているのかもしれない。

 来年の5月、再訪できるだろうか。子どもたちといっしょに。

*星野富弘美術館は東村の村立。あのふるさと創生事業で建てられたと聞く。T下さんのばらまいた1億円、まったくのムダにはならなかったわけだ。皮肉なものだ。

web『たまてばこ』 bO56 2000-12-01-Fri