とっぷぺーじ

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苦手なこと

 久米宏と渡哲也が対談していた。ニュースステーションの中の「最後の晩餐」というコーナーだった。

 渡は、映画の世界に入って1週間でやめたいと思ったという。理由は「自分にはむいていない」。
 そのことばを久米がうけてこう言った。
「ぼくもそうなんです。人前でしゃべることが大の苦手で...。でも、だから続くんじゃないかな」

 いやでいやで仕方ないことを仕事にしてしまったので、なんとかしなければいけないと一生懸命にやる、それでここまでやってくることができた ── ざっとそんな話だった。

(録画してたしかめたわけではないので、細部に誤りがあるかもしれない)


 ぼくも人前でしゃべるのは大の苦手である。しゃべるどころか大勢の前に立つことを考えただけで神経性胃炎が発症する。文章を書くのは苦行だし、字も絵も下手くそ、ピアノは弾けない料理もできない...これでよく小学校の教師がつとまるものだ。

 久米宏や渡哲也を引きあいに出して権威づけをするつもりはない。同列に置けるほどの人間でないのは承知のうえで、「いやで仕方ないことを仕事にしてしまったので、一生懸命にやってきた」ということばにピンときた。同じだ!


「“ひげ先生”はなんでもできるから...」

 なぜかそう言われることがある。言われるたびに反論するのもめんどうなので「アッハッハ、そんなことないんですけどね」と笑ってごまかすことにしている。

 でも、機会があれば一度は言ってみたい。

「ほんとうは苦手なんです、できないんです。だから、それなりの勉強をしてきました。いくらダメなことでも、逃げずに17年も努力を続けてくれば、ある程度はなんとかなるものです。なんとかなった結果が今のぼくです」


 いやいや、こんなに大それたことを書くはずではなかった。あの久米宏がしゃべるの苦手? 渡哲也が俳優にむいてない? うっそー!
 それでおしまいのはずだった...。

web『たまてばこ』 No.267 2001-10-05-Fri