とっぷぺーじ

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お笑い教室

 みなさんに「お笑いの方法」を伝授するわけではありません。
 笑いの絶えない教室のようすを文章でご家庭におとどけしようという大胆な試みです。
 下手なギャグの一つも言って教室を明るく楽しいものにしようとしている、涙ながらの教師物語でもあります。


 目の愛護デーにちなんだ話をしていました。

 テレビのブラウン管を見るのは小さな太陽を何万個も見ているのと同じだ、という話題で。

「太陽を見ていると目が痛くなるでしょう。太陽が自分で光を出しているからです。月はいくら見ていても平気だね。目は悪くならない。オオカミになるだけ」

 「満月の夜にオオカミに変身する」というしばらく前の話題を念頭においたギャグです。
 ウケ率50%。


 教生の先生が教室に見えました。

「何歳ですか?」
 というお決まりの質問をしたAさんとぼくの会話。

「Aさんはいくつだと思いますか?」
「えーと、19歳ぐらい」
「えらい! 女性に年齢を尋ねるものではないけれど、もし年齢が話題になったときには、すこし若めに言うのがいい。そうすると相手も喜ぶものだ。だからぼくがAさんに年齢を聞くときも、『3歳ですか?』って言えば喜ぶでしょう」
「喜ばない、喜ばない」
 必死になって打ち消すAさんでした。
 ウケ率70%。


「秋から冬にかけてどんな野菜がとれるか」という問題で。

 レタス、ホウレンソウ、などの答えに混じったBくんの珍答は、
「マカロニ!」
「そうだよなー。マカロニも冬にとれる野菜だよなー」
「違うよー。そんなのできないよー」

 子どもたちの声を聞いたぼくはコロッと態度を変えて、
「そうだよBくん。マカロニなんてできるわけないじゃん。冬にできるのは、スパゲティーだろう」

 ウケ率80%。


 「7種類の図形を2つの仲間に分けなさい」という算数の課題を与えました。

 どこかしらで聞きかじった生半可な知識を披露するCくん。
「この形にはチョウテンが....」
「なんだチョウテンて? 日曜の夕方4チャンか?」

 ウケ率3%。女の子がたった一人だけ笑ってくれました。


 あまり高級なユーモアとは言えないけれど、笑いながら脳ミソをやわらかくして勉強したいという苦労が伝わるでしょうか。

 ところで、ウケ率の高いギャグでも笑えない子がいます。いささか心配です。聞いていないのか、意味が理解できないのか。


 ある子が秋の七草の名前を読みあげてくれました。
「Dくん、七草はいくつあったでしょう?」
「......」
「わかりませんか。七草ですよ。では、Eさん」
「八つ!」

 大爆笑でした。

*『日刊ひげうさぎ』(1994年度2年1組学級通信)No.431-1994-10-17


web『たまてばこ』 No.479 2003-11-29-Sat