とっぷぺーじ

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氏より育ち?

 欠席を知らせる連絡帳で知った話です。

 その家に連絡帳をとどけてくれたある女の子が、
「お見舞いです。つまらないものですみません」
 と言いながら、どんぐりと木の実をプレゼントしてくれたのだそうです。

 受け取ったお母さんはいたく感心され、そのことを書いてくださいました。


 欠席の連絡帳をとどけるときに、子どもたちはどんな挨拶をしているのでしょうか。お見舞いを持っていくかどうかは別にして、この子のように礼儀正しい口上が述べられているのでしょうか。

「連絡帳をとどけにきました。いかがですか。おだいじに」
 と言えるだけでも立派なものですが、実態はどうなのでしょう。
 また、このような挨拶は自然に言えるようになるのでしょうか。それとも教えられて初めてできるようになるのでしょうか。


 卒業をひかえた6年生が家庭科で会食の実習をしています。

 あるクラスから1年の担任が招待されたので、おなかをすかせた担任3人でサンドイッチと紅茶を御馳走になりに行きました。

 ほぼ準備がととのい、あとは紅茶を用意するだけになったとき、むかいに座っていた男の子2人はティーポットから自分のカップに紅茶を注ぎ、飲み始めてしまいました。

 「あれれれれ」と思っていると、こんどは隣の男の子がポットを手にしました。どうするかと思い見ていると、彼はぼくのカップに紅茶を注ぎ、さらにもう一つとなりのN先生のカップにも注いでから、最後に自分のカップに注ぎました。

 この行為を見て、N先生と、
「育ちの違いなのかな」
 と顔を見あわせてしまいました。


 1年生にもこのような礼儀を求めるのは酷でしょうか。酷だとすれば、何年生になったら教えるべきなのでしょうか。
 それとも、1年生からでも(いや、もっと幼いときからでも)、これに類するしつけをした方がよいのでしょうか。


 グループ輪番で給食の配膳を担当しています。

 配膳当番は自分の分、給食当番の分、日直の分、それに担任の分と、1人が3〜4回ずつ給食を用意して運びます。

 教卓で「おたよりノート」を点検しながら配膳を待っていると、ここでも6年生の「紅茶注ぎ事件」と同じような場面が見られます。
 一番はじめに持ってきてくれることもあれば、自分の分を先にしてほかの当番の分を配り終わってから、
「あ、先生のわすれた」
 と、あわてて用意してくることもあります。

 この前は、最初に持ってきてくれたある女の子が、
「どうぞ」
 と言ってお盆のむきをそろえて机に乗せてくれました。

 その子の顔を見ながら思いました。
 やっぱり育ちが違うのかなあ。


 例をあげればきりがありません。
  ・新しいノートが欲しいときの頼み方。
  ・頼まれた用事をはたしたときの報告。
  ・狭い通路の通り方。
  ・礼を失したときの謝罪。

 1年生といえど大切なことだと思うのですが...。

*『日刊ひげうさぎ』(1993年度1年1組学級通信)No.211-1994-02-10


web『たまてばこ』 No.485 2003-12-21-Sun